商品の説明
内容紹介
いよいよ、資本主義が音を立てて、崩れていきそうな気配です。今の我々のシステムはデフレという状態では崩れません。貨幣への信頼があるからです。ところが、世界的に始まってきた、石油や食糧をはじめとした、今の商品高が止まらなくなり、酷いインフレ状態に陥ると、やがて、貨幣に関する信用が失墜して、経済活動、その他も収集がつかなくなってしまいます。そうなれば、資本主義の崩壊です。そのきっかけを作るのがドルの暴落です。ドル暴落という引き金が引かれれば、国債大量発行という借金漬けの日本の状態もそうですが、中国の体制の問題、イラン、イスラエルに見る中東問題、インド、パキスタンの紛争、さらにはロシアや東欧、書きだしたらきりがないほどの世界を取り巻く矛盾が一気に噴き出てしまうでしょう。
船井先生は、二〇〇二年に出版した『断末魔の資本主義』で、はっきりそのことを予言しています。自分だけ、お金だけを追求する社会システムは滅びるとしたのです。私にとっては、かつてない衝撃の本で、今でもバイブルにしています。
すべてはこの本の予言通りに、進んでいるのです。また、かねてより、船井先生は、「すべては必要、必然、ムダなことはない」と説きました。そして、大いなる意志、〈宇宙の意志〉は一番強く、我々は最終的には素晴らしい世界を構築することになる、とも言っています。日本人の特性がその一助になるはずと主張しています。
時あたかも、日本では、民主党政権ができ、鳩山首相は、〈友愛〉の社会を作ることを目標にしています。それは、独立した個人が、お互いを助け合う社会です。同じく、この混乱期の生き方について、船井先生は、〈有意の人〉と言って、自分やお金や目先のことも大事だが、世の中の構造やルール、人間の正しいあり方を知り、正しく考え、正しく生きようと提言しています。表現は多少違いますが、目指すところは一緒ではないでしょうか。未曽有の混乱期を前に、日本人が一丸となって、いい社会、皆で助け合う〈共生の社会〉世を作る体制は、出来つつあるのかもしれません。どんな時でも、混乱期というのは、激しく、浮き沈みがあったり、争いが激しくなったりするものです。恐らく今回の混乱は、経済的な破壊に留まらず、天変地異や、鳥インフルエンザなどの破壊的な疫病も伴うこととなるでしょう。まさに人類史上最大の困難が幕明けようとしています。
しかし、この事態を、決して、悲劇的なことと捉えないでほしいのです。豊かになった我々は、実は、多くのものを失ってきているのです。親殺し、子殺し、無差別殺人、振り込め詐欺、こんなことはなかったことです。豊かさとともに何かが変わったのです。家族や隣人への愛情、屈託のない笑顔、世の中には、お金では買えないものが山のようにあって、そのものすべてを取り戻す旅が始まるのです。お金や人の地位などは目で見ることができます、しかし、愛情や信頼などは、目では見えませんし、計ることもできません。一番大事なのは、この目に見えないもので、これから、我々はこの目に見えない、今まで失った、一番大事なものを取り返しにいくのです。


内容(「BOOK」データベースより)
未曾有の混乱が世界を蹂躙し、ドル亡き後の新しい秩序が生まれる。「超プロ」が語る2011年恐るべき日本の未来。
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登録情報
単行本: 295ページ
出版社: ビジネス社 (2009/11/19)
ISBN-10: 4828415475
ISBN-13: 978-4828415475
発売日: 2009/11/19
商品の寸法: 19 x 13 x 2.8 cm
おすすめ度: 5つ星のうち 3.7 レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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